働いていると絶対に会う癖のある患者さん
正直これって病院とかに限ったことじゃなくて接客業だったら絶対にあるあるだと思うんですよ。
やっぱりこの世の中色々な人がいるので表現は悪いですけどいわゆる「めんどくさい」人に出会う確率ってそれなりにあると思うんですよね。もちろん自分がそれになってる可能性もあるわけです。
特に僕のような人見知りだと事前情報でこの患者さんは対応に注意してくださいみたいな事が書いてあるともう呼ぶ前から憂鬱で仕方がないとかなるわけですよ。
だいたい病院内で噂の広まる速度って5G通信よりも速いですからね←
今回はそんな癖のある患者さんの対応のコツというテーマにてお送りしたいと思います
チャンスって何?
もう核心部から話しましょう。チャンス?なにそれ?ってなるかもしれませんが言われてみれば確かに!となると思います。
一般的に癖が強いなぁ…って患者さんはこちら側に心を開いてもらって取り込めばたちまちとてもいい患者さんに早変わりするからです。
癖のタイプは色々とあるので細かい分類はまた別記事でしていこうかなと思いますがまずはこの自分サイドに心を開かせる。これを目標に関わっていくようにしましょう!
大切なのは親身と説明
まず相手が多少高圧的であったり理屈っぽかったりしてもコミュニケーションが取れる人であるならば「親身と説明」を実践して行きます。まずどうであれ症状や主訴を聞くこと
それに対して自分の仮説を伝えること
その検証をするために必要な検査(評価)を説明すること。また実施中にも説明をしながら評価を進めていくこと
まずはここを丁寧に行うべきでしょう。その結果こんな理由でここが原因としてありそうだからこーゆーメニューを行ってみましょうと伝えるのです。
それで即時的な結果が出るのであれば患者さんは心を開いてくれるはずです。もちろん一回ではだめかもしれないですし違うアプローチのほうがいい可能性もありますがまずこれを実践してマイナスになる事は少ないはずです。
「相手が自分の事(知識・技術)を認めてくれる」
いかにしてここにたどり着くかになるのです。
自分もすこし癖が強そうだな…と感じる患者さん(お客さんの場合も同様)と接するときはいつもよりもより理論的な説明を伝えるようにしています。
あとは患者さん自身の主訴をしっかりと傾聴すること。長い話だなと思っても最後までエピソードを聞いて決して否定をしないようにします。
それだけで気持ちが楽になる患者さんもいます。出来るだけ丁寧に道筋の通った事をする。
裏技でもなんでもないけどそれが第一歩です。
取り込んでしまえばこっちのもの
もしあなたが自営業ならばなおさらこーゆー患者さんは取り込んでしまえばあなたに陶酔してくれます。なんか聞こえは悪いかもしれませんが好きなミュージシャンにハマってしまうのと同じようなものです。
患者さんの身体・症状で分からないことなんてたくさん出てきます。そんな時でも正直に伝えて大丈夫。親身に考えて色々な仮説を立てて、検証してくれている。それは患者さんも分かってくれますしマイナスイメージにはなりません。
むしろプラスになっていくはずです「あぁこの人は自分の事をこれだけ考えてくれている」とわかってくれます。
もちろん結果を出せないとだめだという意見はどうしてもあると思いますが結果の為に最善を尽くしているという事が大切なんです。
あなたに技術がしっかりと備わってしまえばなんの問題もないのかもしれませんが医学の道はそんなに甘くないのも現実。
まずは親身に患者さんの声に耳と知識を傾ける。それを僕も意識して実践しています。
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