こんにちは。本日書く内容は完全に主観でバスケットを25年続けて来て、かつ理学療法士やトレーナーとしてバスケットを理論的に分析してみた結果、おそらくほぼ合ってるでしょ?という謎の自信を持って書く記事になります。

バスケットが上手くなりたい、バスケットを教えていて上手くさせたい人は是非読んでみて下さい。

これを読んでこんなのわかってるわ!って人はきっと自分を信じて続けて貰えればOKだと思います。
それではレッツゴー

バスケットで重要なピラミッドとは

さていきなり本題です。この図をご覧ください。

この図はいつぞやかに書いたバスケットの真理(自称)の図です。以前にブログでも記事にしているので再掲なのですがやっぱり大事だなと思ったのともう少し詳しく説明しようと思ったので再掲します。

今見ると一番上・一番下はともかく「判断」と「スキル」の部分は時によって逆だったりするような気もするけどこれでいいような気もするので同じくらい重要と思ってもらっていいかなと思います。
書いた時は何の疑いも無くこれを書いてます。

基本的にこの図の見方は「下の段が出来てないのに上の段に手を出すと見せかけのバスケットになるよ」というものです。

一段ずつ解説していきます。

基礎の段


この段は一番下の段になるので、全てにおいてこれが必要!みたいな要素になるのですがこれが出来てると出来てないで今後の上達に差が出るのも事実

基礎が出来てる⇒とあるプレーを見た時にマネが出来る、すぐ出来る

基礎が出来てない⇒マネが出来ないので修得に時間がかかる。あるいは出来るようにならない。

上記は技の修得のように例を出しましたがそれ以前にここに書いてある「キャッチ・ストップ・リズムを変える」が出来ないとバスケットボールになりません。

特にキャッチ。この練習をおろそかにしている指導者が多いのではないかと感じますがキャッチって勝手に出来るようになると思ってるかもしれないですが、出来ない人はほんとにこれ出来るようになりません。

キャッチ論を話すと長くなりそうなのでそれはまた別の時にしようと思いますがキャッチってマジで基礎の基礎。バスケットボールがバスケットボールになる為の最重要事項だと思ってください。

ドリブルスキル0でもバスケになるけどキャッチスキル0だとバスケットになりません。

そして速い事よりも止まれる事が重要になるのもポイントです。スピードが無くてもいいけど止まれないバスケットはバスケットになりません。まぁなんとなく想像出来れば今は良いと思います。

次にある「リズム」はキャッチとストップよりも少し上の位置づけかもしれませんが言ってしまえばリズムを上手に使えればターンもレッグスルーも出来なくても試合にある程度勝てます。というかほぼほぼ勝てると思います。

フロントチェンジだけでゲームを組み立てなさいは実は簡単な事です。特に抜く為の「ロール」「ビハインド」「レッグスルー」は無くてもなんとかなります。でもフロントチェンジは奥が深く難しい技術です。極めると楽しいぞ!

とにかく初心者やミニバスでは基礎固め!ここをおろそかにしちゃだめ!と思っています。

スキルの段


先にも書きましたがこの上に書いてある「判断」の段とほぼ同じ重要度かもしれないと思いながらここでは説明します。

一応、考えとしてはいい「判断」が出来てもボールを保持したりパスや相手を抜く「スキル」が無いと実現できないよねって思ってたけど逆もまた然りなのでこれは優劣つけがたいなと思ってます。

この「スキル」の段では例としてターンを例にあげてみましょう。

ただ回るだけならば初心者でも出来るようになりますが実戦で使えるレベルで行うにはボディバランス、ドリブルの強さ、緩急など色々な「基礎」が必要になります。

この「基礎」が出来てない状態で「スキル」を覚えようとしていくと試合で通用しないクオリティの低いものになっていきます。
本当ならばこの「基礎」と「スキル」は同時に練習される事が多くなると思うのですが指導する側としてはどうやって「基礎」の部分の定着を図るかがポイントだと思います。

個人的には基礎練習こそ細かいポイントを口うるさく言わないとダメだと思ってるんですが「言わない」または「言えない」指導者は増えていると感じます。

ただ指導者の気持ちとして「それは自分でやって覚えろ」みたいなポリシーの人もいると思うのでそれはそれでまぁ一概には否定出来ないよねとは思ってます。
現代が細かいところまで説明する時代になっただけです。

判断の段


バスケットボールは判断の連続です。大きな判断から細かい判断まで1試合の中で千回くらい判断してるかもしれません。もっとかもしれない。

ここで少し難しく考えてみましょう。

自分がボールを持っています

ディフェンスが来るなら抜く?パス?

ディフェンスが来ないならシュート?距離を詰める?

パスはバウンド?スクリーンで裏は狙える?一人抜いたらパスコースできる?

などなど細かな判断の連続です。もちろん試合中にいちいち考えてられないのでこれらを無意識で判断していくのがバスケットボールなので経験数がモノを言います。実戦の中で覚える事って大切なんですね。

ただ冷静に判断をする為にはディフェンスにあたふたしてたら無理なので「基礎」「最低限の敵を出し抜くスキル」があって初めて周りを冷静に見れるようになるんですね。はい。難しいんですよ。特に自分より高いレベルの相手に対して冷静な判断をする事はとても難しい。

そして逆を言えばディフェンスは相手に冷静な判断をさせないようなプレッシャーが必要になってきます。ディフェンスを頑張ろう。

バスケットが5人でやってパスを使えるスポーツである以上「チームワーク」は必要になるので5人それぞれが良い「判断」をできる事が大切になります。



バスケットにも一応こうゆう状況ではこう動くよねっていうセオリーがあるのでそれを身体で覚える事が重要なんですね~難しくて嫌になる。だから楽しいバスケット。

運や相性の段


シュートが入る入らないは「運」か?という問題に対してはYESともNoとも言えないのが正直なところです。
運のような部分もあるし、やっぱり入る選手は入るので実力のような気もする。

ちなみにディフェンスに運はほとんど無いと思います。運の要素ってシュートか、当日の体調とか当日の怪我とかそうゆうところだと思います。
まぁ運の要素は少ないスポーツだなと思うけど0では無いという事で。

相性に関しては得意なプレースタイル、苦手なプレースタイルは選手の身体能力やスキルによって変わると思うのであります。これは仕方ない。
これをどう頭を使ってカバーするか。それが選手と指導者のウデの見せ所ですね。

バカだとバスケは出来ない


何はともあれバスケットってバカだと出来ないのです。判断の連続、冷静さを保つ為の頭とスキル、同時に色々な事をかんがえるマルチタスク機能。

学校の勉強は出来なくてもバスケットが上手い選手は頭は悪くないので人として生きていくチカラは強いと思っています。

ボールを持ってゴールに突っ込んでそれが「積極性があって良い」と評価されるバスケットは違うと思ってるのでそうならないようにバスケットボールを覚えていけるともっともっと奥が深くて楽しいバスケットボールが待っています。

逆に指導をする側は理想を言えば「この選手に今必要なこと」を教えてあげないとパソコン初めて触った人に対してプログラミングを教える。

みたいな事になりかねないわけです。ただチームの指導者になると一人ひとりに合わせているとチームのレベルが向上しないって考えもあると思うのでどちらが正解。とも言えないとは思うんですがチームのレベルが低いのに難しいことやって怒ってるのはナンセンスだなと思いますよね。

バスケットってただやっててもバスケ脳は向上していかなくてしっかりとバスケットを学ぼうと意識して、考えて、反省してプレーをしないと上達しないんです。
逆にそれをやってたら大人になってからでも上達するので何歳からでも希望を持ってプレーしてもらえたらと思います。

宣伝とか


最後は宣伝です

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