理学療法士の為のプレゼンのコツ


我々理学療法士が悩む事のひとつに職場でプレゼンをしなくてはならない、職場内の小さな勉強会をしなければならない。。。
などのお金が発生するほど大きな講演会ではないけれどもパワーポイントでスライドを作って話さなければならない事態が起こる事ってゆうのがあると思います。

もちろん場数を踏んでいればこんな風に話そうとかこんなスライドを準備しようとか思いが出てきますがなかなかそうはいきません。

そして職場によってはたいした能力も無い人間に限って後輩にやらせて経験だとか言ってくるわけです←

今回はそんなプレゼンを作る際のポイントをまとめてみたので少しでも参考になればと思います。

今回話させて頂くのは専門職向けの講習会よりは一般の患者様や参加者向けの内容ですが専門職同士の際にも通じるものはあると思います。
院内での健康教室のような場面だったりに話すときやスライドのポイントなどをまとめてみました。

解説のあとに参考画像なども入れられるものは入れようと思いますので少しでもイメージがついてもらえたらと思います。

ではひとつずつポイントを見ていきましょう~

スライド作成・話し方のポイント



わかりやすい


発表を聴いている人はほとんどが高齢者の為、大きい文字・わかりやすい配色(重要な文字は赤で統一や大きいフォントサイズ・太字など)を意識する。

文字数を少なくすることもポイントになります。

グラフィックス1.png

※はじめに本日の内容としての目次や覚えてもらいたいポイントなどを書くのもよいと思います。

飽きない



絵や写真を多くする。
発表者の話を聴きながら文字を追うのは大変なので絵や写真が多いとスライドを読み込まなくてよいので発表者の話をよく聴いてもらえると思います。
(わかりにくい漢字にはふりがなをふるのもポイント)

グラフィックス2.png


自然と疑問が浮かぶ



また、自分の生活に関わる部分がイメージ出来ると生活の中のこんな時はどうなんだろう?こーゆー事はしてもいいのだろうか?など疑問が自然と浮かんでくるので実生活につながるようなスライドがあると入り込みやすいと思います。生活にどんな影響があるかなどを示してあげましょう。

グラフィックス4.png

わかりやすい話し方



聴いている人は高齢者の方が多い為、話を聴いて・理解しながらメモをする事は難しい人もいるのでなるべく簡単な表現や少ない言葉で伝えられるとよいですね




参加型や体験型になっている



実際に自分の身体で試すことが出来たり、実生活の場面を想像したり討論したり出来ると聴いているだけよりも意識が発表に入り込んできてもらえます。また、高齢の方は若い方よりも意見を出すことや討論することに対して恥ずかしいという思いは少ない事が多いので討論型などにしても場が盛り上がる事が多いと思います。

グラフィックス6.pngグラフィックス3.png

そしてこの最後が一番重要です。それは

発表の台本を作らない



台本を読むと聴いている人が付いてこれているのか、いないのかの判断がつかなかったりその時に応じて発表のテンポや内容を臨機応変に変えられないのでおおまかな内容だけは決めておいてその場の雰囲気を見ながら進めることが重要になります。

あと発表していて自分が楽しくありません。

また、自分がそのテーマに対して興味をもつ事もとても重要であり、どんなテーマであれ、自分で調べて作った資料はそのスライドの中で伝えたい事が出てきます(むしろ伝えたいことが無いスライドは削除してもいいのでは)

また、こんな質問が来るのではという予想にも繋がるのでスライドは用意された物を使うよりも(用意されたものを使うのであれば実際に自分で読み・調べてこのスライドではこれを伝えたい、この発表を通してどのような事をわかってもらいたいというのを自ら理解しておく)

実際に自分がやりたい内容の発表であれ、やらされている発表であれ発表中に聴いている人の反応が悪かったりアンケートでのフィードバックが悪い結果であったりすると辛いのでどうせやるならいかに聴いている人を楽しませて・理解してもらって・聴いてよかったなと思ってもらえるかを目標に取り組んで貰えればと思います。


今回は一般の方への講演についての話を書かせて頂きましたが同じ専門色同士で勉強会を開くときなどにも通じるものはあると思います。少しでもヒントになってよりよい発表が行えれば幸いと思います。お役立てください。

カテゴリー: 理学療法

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